変形性膝関節症について
燕市で活動しているRETHREEの武田です。今日のテーマは変形性膝関節症。燕市は農村から工業地帯と膝に問題を抱える方も多いと思います。20年医療機関・施設で働いてきた私達は日常的に変形性膝関節症の患者さんのリハビリを担当してきました。今回は変形性膝関節症の病態と対策をお話しします。
今日も僕たちは、正直に言います。
基本的に変形性膝関節症は進行することが前提です。しかし、その進行を遅らせることは出来ます。根本改善を謳う整体もありますが、やはり変形性膝関節症は進行することが事実です。根本から全て治る、というのは病態を知れば簡単には言えないのです。解剖学的にも軟骨には血管の栄養がありません。力学的に強いストレスのかかる部位ですから、血管が走っていると破れてしまうのでしょうね。血管が無いということは、組織が強く回復できないことを意味します。しかし、絶望するのはまだ早いです。軟骨が減る=進行する、ということは紛れもない事実ですが、私達には対策もあります。
変形性膝関節症の病態と日常生活での注意点

基本的に変形性膝関節症は注意点を守っていただければ、進行を遅らせることが出来ます。この対策の間、受診していただくとヒアルロン酸関節注射や湿布、理学療法もお医者さんが処方してくれることでしょう。関節の中に水が溜まることもありますよね。注射で水を抜くこともあります。
患者さんが先生には聞かない質問集
リハビリをしていると、よく質問されます。
Q.水を抜くとクセになるって本当?
嘘です。膝の通称水は滑膜が刺激されて炎症(滑膜炎)を起こします。 その結果、防御反応として関節液が過剰に分泌され、吸収しきれなくなることで関節内に水が溜まってしまいます。注射で滑膜に炎症が起きるとは考えにくく、関係がないと思います。
Q.膝が痛いのは左なのに、右手に杖を持てと言われたんだけど?
杖は基本的に痛い方と反対側に持ってください。日本人は膝の内側に痛みが生じることが殆どです。ですから、力学的な観点で合理的。膝の内側に掛かる回転モーメントのカウンターとして有効です。
Q.膝の内側が痛いのに、整形外科の先生ったら外側に注射するんだけど効いてる?
効いてます。ヒアルロン酸やステロイドといった薬剤を膝関節に入れるわけですが、膝は関節包と呼ばれる膝関節を包む袋のようなものがあります。内側から打っても、外側から打ってもこの袋の中に入ってしまえば一緒です。お皿の外側に打つのは不具合が少ないためです。あなたの膝の痛みが内側か外側か、お医者さんが忘れたわけではないのです。ちなみに外側が痛い人でも外側に打つことが多いと思います。尚、お医者さんの名誉のために太字で表記しています。
ここまでは保存療法編です。ちなみにですが、健康教室でも変形性膝関節症のテーマとして取り上げております。

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