腰部脊柱管狭窄症
正直に言います。
RETHREE 武田です。先ず、腰部脊柱管狭窄症は複数個所にわたると難病指定となるようなものです(難病指定 参照)。そう、私達は正直に言います。腰部脊柱管狭窄症が根本から治る・改善する、なんて甘い言葉は使いません。その原因と病態を把握すれば、簡単に治るなんて言葉は使えないんです。
しかし、臨床場面で痛み・症状が軽減することも多数経験しています。症状の引き金は腰椎の伸展です。この引き金を刺激しないようにすることが肝心です。腰椎を伸展させないために胸椎の可動性・股関節の可動性を高めること・コルセットとなるような筋肉を活性化させることで症状が改善するケースは一定数存在します。
意外ですが
自転車だと痛みや下肢症状なく何キロでも漕げるけれど、歩くのは50mが限界、なんて方もいらっしゃいます。自転車を活用することで日常生活が楽に行えるなんてこともあるのです。このように環境を整えることも施術同様に大事です。シルバーカーの様な上半身の重さを腕に逃がし、腰椎伸展を防ぐことでこれからの健康寿命延伸に繋がる多数の経験をしてきています。そういったアドバイス、理学療法士は得意です。
もちろん、症状が強い場合、特に排尿障害などがある場合は躊躇せず適切に医療機関へお繋ぎします。病院への受診が怖い時、僕達を頼ってください。医療機関受診のアドバイスなども併せて行わせてください。
それでは、腰部脊柱管狭窄症の解説です。

この病気は背骨の中を通る神経の通り道「脊柱管(せきちゅうかん)」が狭くなり、その中を通っている神経が圧迫されます。これによりお尻や足に痛みやしびれなどの症状が出る病気です。主に50代以降の中高年に多く見られます。
主な症状
- 間欠性跛行(かんけつせいはこう): 最も特徴的な症状です。歩いているうちに足の痛みやしびれ、脱力感が出て歩けなくなります。しかし、少し腰をかがめて休むと楽になり、また歩けるようになるという状態を繰り返します。
- 足のしびれ・痛み: 太ももからふくらはぎ、足先にかけて、しびれや鋭い痛み、冷感などが現れます。
- 姿勢による変化: 立っているときや背筋を伸ばして歩くときに症状が強くなり、前かがみになると楽になります(自転車に乗る際は症状が出にくいのも特徴です)。
- 排尿・排便の障害(重症化した場合): 進行すると、残尿感、頻尿、尿漏れ、あるいは便秘といった膀胱直腸障害が現れることがあります。
原因
加齢に伴い、背骨や椎間板(クッション)が変形したり、靭帯が厚くなったりすることが主な原因です。
- 椎間板の盛り上がり
- 背骨の骨のとげ(骨棘)の形成
- 脊柱管の後方にある「黄色靭帯」の肥厚
- 腰椎すべり症などの背骨のズレ
治療法
症状の程度や日常生活への支障に合わせて、基本的には手術をしない「保存療法」から行われます。
- 保存療法(手術以外の治療)
- 薬物療法: 神経の血流を良くする薬、痛みやしびれを和らげる神経障害性疼痛治療薬、消炎鎮痛剤などが処方されます。
- ブロック注射: 痛みが強い場合、神経の近くに麻酔薬などを注射して痛みを和らげます。
- リハビリテーション: 温熱療法や、腰や足のストレッチ、腹筋・背筋の強化などを行います。
- 手術療法
- 保存療法を続けても改善が見られない場合や、足のまひが進んでいる場合、また排尿・排便障害がある場合には手術が検討されます。神経の圧迫を取り除く「除圧術」などが中心となります。
日常生活での注意点
- 姿勢の工夫: 長時間立ち続けたり、背中を反らしたりする姿勢を避けましょう。歩くときは杖やシルバーカーを利用して少し前かがみの姿勢をとると楽になります。
- 適度な運動: 自転車こぎなどは症状が出にくいため、無理のない範囲での体力維持におすすめされることがあります。
健康教室でもお教えします。
RETHREEでは健康教室を開催しております。今回のような腰部脊柱管狭窄症をはじめとした疾患に関わるようなテーマもございます。是非、あなたの健康寿命延伸にお役立てください。
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