腱板損傷・腱板断裂について
RETHREEの湯本です。肩の不調や痛みの原因には、肩関節周囲炎(いわゆる四十肩・五十肩、過去に投稿済み)が一般的です。我々が医療機関で20年以上勤務し経験した、肩の不調や痛みの原因で意外に多い「腱板損傷(けんばんそんしょう)」および「腱板断裂(けんばんだんれつ)」について、構造や症状、治療法を分かりやすくまとめました。最後までご覧いただき、ご活用いただければ幸いです。
1. 「腱板(けんばん)」とはどこにある?
肩の関節は、ゴルフのティーにボールが乗っているような構造をしています。骨同士の固定が浅く、非常に不安定で動きやすい反面、脱臼しやすい関節です。
不安定な肩をしっかり安定させ、スムーズに動かす役割をしているのが「インナーマッスル(深層の筋肉)」。この肩のインナーマッスルのことを「腱板(けんばん)」と呼びます。
腱板: 肩を覆うようについている「棘上筋(きょくじょうきん)」「棘下筋(きょくかきん)」「小円筋(しょうえんきん)」「肩甲下筋(けんこうかきん)」という4つの筋肉の腱(筋肉が骨に付く白いスジの部分)が、板のように重なり合って上腕骨(腕の骨)にピタッとくっついています。

2. 「腱板損傷」と「腱板断裂」の違い
- 腱板損傷: 腱板の組織がすり減ったり、一部分が傷ついたり、ひび割れた状態(部分断裂を含む)。
- 腱板断裂: 傷みが進み、腱が骨からはがれてしまったり、完全にちぎれて穴が開いてしまった状態(完全断裂)。
一般的に、加齢や使いすぎによって腱がもろくなり、そこにちょっとした転倒やくしゃみなどの負荷が加わることで発症します。高齢者に多いですが、スポーツや重労働をする現役世代でも起こります。

3. 主な症状
「ただの五十肩だろう」と見過ごされがちですが、以下のような特徴的なサインがあります。
- 夜間痛(やかんつう): 夜、布団に入って横になるとズキズキと痛み、眠れ目を覚ましてしまう(最も特徴的な症状)。
- 引っかかり感と痛み: 腕を上げるとき、途中の角度(60°〜120°あたり)で強い痛みや引っかかりを感じる。
- 力が入らない: 腕の重さに耐えられず、下ろすときにスーッとコントロールできずにストンと落ちてしまう。
- ※注意: 表面の大きな筋肉(アウターマッスル)が無事な場合、「痛みはあるけれど、何とか自力で腕は上げられる」というケースも少なくありません。
4. 治療方法
切れてしまった腱は、自然に元の状態へくっつくことは基本的にありません。そのため、症状の程度や患者さんの年齢、ライフスタイルに合わせて治療法を選びます。
① 保存療法(手術をしない治療)
- 対象: 部分断裂や、痛みが少なく日常生活にあまり支障がない場合。
- 内容: 肩に負担をかけないようにしながら、痛みを抑える薬や注射、そして残った筋肉を鍛えて肩の機能を補うリハビリテーション(理学療法)を行います。
② 手術療法
- 対象: 完全断裂していて痛みが強い場合、腕が上がらない場合、または保存療法で治まらない若い方や活動的な方。
- 内容: 現在は皮膚を大きく切らず、カメラ(関節鏡)を使って小さな穴から行う手術が主流です。骨に小さなアンカー(糸付きのビス)を埋め込み、そこから出ている糸でちぎれた腱を元の骨の位置にしっかり縫い付けます。
💡 ポイント 肩の痛みや「夜も眠れないほどの痛み」が続く場合、放置すると断裂の範囲が広がり、治療やリハビリの負担が増してしまうことがあります。違和感があるときは、早めに整形外科(できれば肩関節専門医)を受診し、MRI検査などで正確な状態を確認してもらうことをおすすめします。
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我々は20年以上医療機関に勤務してきて、保存療法で痛みが大幅に寛解し、手術に至らなかった方を多く経験しています。上記に当てはまるからと諦めるのはまだ早いです!症状が寛解していく過程を我々は知っていますので、一度ご相談いただければと思います。是非、RETHREEを頼ってください。ご連絡をお待ちしております。
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